最近の論文発表

mTORC1は栄養依存的にULK1-Atg13-FIP200複合体に結合する(細川 et al., Mol Biol Cell)

2009年04月20日 最近の論文発表

Hosokawa, N., Hara, T., Kaizuka, T., Kishi, C., Takamura, A., Miura, Y., Iemura, S., Natsume, T., Takehana, K., Yamada, N., Guan, J.L., Oshiro, N., Mizushima, N.
Nutrient-dependent mTORC1 association with the ULK1-Atg13-FIP200 complex required for autophagy.
Mol Biol Cell, 2009 Apr;20(7):1981-91 DOI: 10.1091/mbc.E08-12-1248

栄養シグナルを受け取ると予想されるULK1-FIP200複合体に結合する因子として哺乳類Atg13を新規に同定しました。Atg13はULK1、 FIP200と同様にオートファジー隔離膜に局在し、RNAi実験からオートファジーに必須であることがわかりました。また、これら3因子は非常に大きな 複合体を形成していることがゲル濾過実験から示唆されました(推定約3MDa)。さらに、栄養の主要制御因子してしられるmTORを含むmTORC1複合 体が、栄養存在下にULK1-Atg13-FIP200複合体と会合し、mTORがULK1とAtg13を直接リン酸化することを見いだしました。おそら くこのリン酸化がオートファジーを抑制していると考えられました。飢餓時には両複合体は解離し、それによってオートファジーが活性化することが示されまし た。mTORがオートファジー制御に重要であることは10年以上前から示唆されていましたが、分子同士の直接の作用をはじめて明らかにしました。


mTORC1によるオートファジー制御のモデル図

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