最近の論文発表(原著)

オートファジーに必要なユニークな両親媒性αヘリックスの発見 (西村 et al., Sci Adv.)

2023年06月28日 最近の論文発表(原著)

Taki Nishimura*, Gianmarco Lazzeri, Noboru Mizushima, Roberto Covino*, Sharon A Tooze (*co-corresponding authors)

Unique amphipathic α helix drives membrane insertion and enzymatic activity of ATG3

Sci Adv. 2023 Jun 23;9(25):eadh1281. doi: 10.1126/sciadv.adh1281. Epub 2023 Jun 23.

オートファジーは細胞内分解機構の一つで、飢餓などに応答してオートファゴソームと呼ばれる二重膜構造が形成されます。このオートファゴソームの形成にはATG分子が必要であり、それらの一部は両親媒性αヘリックスを介して膜と結合します。しかしながら、ATG分子と膜結合の制御機構については不明な点が多く残されています。私たちはATG3の両親媒性αヘリックスに焦点を当てた解析を行い、ATG3の両親媒性αヘリックスは他のATG分子由来のものとは異なり、特有な性質を持っていることを見出しました。さらに、分子動力学シミュレーション解析を使って、ATG3と膜の相互作用の仕組みも詳細に解析しました。この研究はATG3両親媒性αヘリックスの特性を明らかにしただけでなく、他の分子の制御機構解明にも貢献する可能性があります。また、機械学習を用いた両親媒性αヘリックスの新たな解析手法も提案されました。

 

 

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